どうもノビコです。
わがやは災害時に備えて非常食糧を少し備蓄しています。
家は無事で家で生活可能だけど、電気ガス水道が止まり、店で食料を買うのも難しい、という状況を想定しています。
ごはんは、アルファ米のほか、おいしいと評判で自衛隊でも採用されているというサンヨーのご飯の缶詰を備蓄していました。
このごはんの缶詰の賞味期限が近づいてきたので、食べてみることにしました。
このまま缶を開けずに沸騰したお湯の中で15分間ほど温めてお召し上がりください。
という指示どおりに温めてみます。
ぐつぐつぐつぐつ・・・・・。
これ、実際やってみると結構長いです。
今回は家のコンロでやりましたが、実際の災害時には、カセットコンロでやるんですよね。ガスボンベがすぐになくなりそう。
しかも、この缶詰を浸すためにはおなべに水を張る必要があります。
味は、評判どおりとてもおいしいです!量も十分。
ちなみに、サンヨーさんに問い合わせたみたのですが、
- 調理済みなので温め時間が足りなくても食べられないことはないが、温めが足りないとごはんが固いままとなる
- 固いまま食べると消化が悪くなり、人によってはおなかが緩くなる可能性がある
- サンヨーさんのごはん缶詰の場合、しっかり温めるためには、火をつけたまま沸騰した状態を15分間維持する必要がある
とのことです。
実際、その後何度か試してみたのですが、確かに、水をケチったり火をケチったりして温めが足りないときは、その部分だけごはんがポソポソしていました。
アルファ米で有名な尾西のサイトに少し説明がありました。
生米に含まれるデンプンは、人間には消化しにくい「ベータ化」の状態。
これを加熱調理し、消化しやすい「アルファ化」の状態にして、急速乾燥しています。
「アルファ化」状態の米をそのまま冷ますと「ベータ化」状態に戻ってしまい、食べるために再び加熱が必要になりますが、急速かつ水分をコントロールしながら乾燥させると、「アルファ化」状態を保てます。
(引用元:アルファ⽶を知っていますか?|尾西食品株式会社 )
つまり、缶詰で固くなっているごはんはベータ化していて、加熱してアルファ化しないと消化に悪いということのようです。
アルファ米はそこを工夫して、アルファ化のまま長期保存できるようにしているわけです。
自衛隊で採用されているだけあって、ごはんの缶詰は大規模な炊き出しなどに向いているのであって、各家庭で温めて食べるにはちょっと無駄が多そう。
考えてみたら当たり前なんだけど、恥ずかしながら実際やってみるまでピンときませんでした。
災害時におなかが緩くなるのは避けたいです。
少しのお湯をわかせば食べられる状態になるアルファ米の方が家での備蓄には向いているなと思いました。
ご飯以外の缶詰は、基本的にそのままでも食べられるし、火を止めた湯せんでちょっと温めるだけでもおいしく食べられそうなので(というか、普通の缶詰は火をつけたまま湯せんし続けると缶が破裂する恐れがあり危険!!)、引き続き備蓄します!
災害だけでなく、コロナのときも備蓄しておいたおかげで結構助かったので。