お金の勉強第一弾として、初心者向けのマネー本として名高い「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んでみました。
初心者向けで、会話形式なのでとにかく読みやすいです。
【目次】
要点
私なりに要点をまとめるとこんな感じ。
- 銀行で金融商品を買ってはダメ、買うならネット証券。
- 外貨預金はダメ。
- 国債は定期預金よりちょっとよいくらいの利率だが、安全度が高い。変動金利10年のがおすすめ。
- 初心者は、インデックス型の投資信託。
- 投資信託は運用実績でなく手数料の安さで選ぶ。
- 買うときは一気に買う。
- 国内と海外を半々買ってこのバランスを維持する。
- NISAと確定拠出年金をうまく使って投資信託を運用する。
- 家は買わない。保険も入らなくてOK(独身の場合)。
それぞれ理由もわかりやすく書いてあり、納得感がありました。
外貨
2の「外貨はダメ」は、実体験からも納得感があります。
外貨預金は、その通貨自体の価値である為替の動きと、その通貨に適用される金利の動きと両方の影響があるので、かなり難易度が高いものだというのはわかります。
10年ほど前にアメリカで2年ほど暮らしていたときの米ドルの残りが少しあるのですが、リーマンやら円高やらでいつ日本円に戻せばよいのかわかりません。
ずっと塩漬けです(涙)。
国債や投資信託を買いたくなった。
国債や投資信託を買ってみたくなりました。
6の「買うときは一気に買う」ていうのは、一般的に言われていること(一般には、ドルコスト平均法、長期分散投資がよいっていいますよね?)と違うので、まだ半信半疑です。
買うのはもう少しだけ勉強してからにしますが、実際買ってみて勉強になる部分もあると思うので、結局は買いながら勉強になるのかな。
情報はアップデートが必要
2015年の本で少し古いので、情報のアップデートは必要です。銀行の金利も、今は、この本で書かれているよりさらに低くなっています。
8の「NISAと確定拠出年金」についても、その後、確定拠出型年金については、少し制度が拡充されていますし、NISAも積立NISAという新しい制度が始まりますので、これらについて別途もう少し勉強した方がいいですね。
こどもがいる場合でも当てはまるのか。
9の「保険は入らなくてOK」については、主に単身者を念頭に置いているようなので、幼い子供がいる場合はどうなのか検討しないといけません。
72の法則
豆知識として、「72の法則」(72を金利で割ると、倍になるまでの年数がわかるというもの。例えば、金利3%なら、72÷3=24なので、倍になるまで24年かかるということ。)が勉強になりました。