お金の大事さはわかっていたつもりでしたが、これまでは、お金を稼ぐことと節約することだけを考えていた気がします。
投資とか運用とかめんどくさい。そういうことに時間を費やすくらいなら、1時間でも多く、1件でも多くの仕事をこなして稼げばいいじゃないかと。
基本的にずっと自営業だった影響もあるかもしれません。
性格的には堅実なので、節約も嫌いではありません。それで十分かと思っていました。
でも、年を取るにつれ、また、娘が生まれてから、ずいぶん考えが変わりました。
まず、子育てをしながらでは思うように働けない。平常時でも時間の制約があるし、子供の体調が悪いこともある。何より、子供のために時間を割きたいのが自分自身の希望だったり。
それに、自分の体力の衰えを感じる。子供の病気はもれなくもらうし、治りも遅い。疲れもとれない。
ガンガン仕事を取ってきて、自分の時間を切り売りして働いて稼ぐスタイルを続けるのには限界があることを悟りました。
お金がほしければ、お金が足りなければ、働けばいいじゃないっていうのは、いつまでも今までどおり働けるだろう、という若いころの驕りがあったなと反省しています。
投資や運用を通じてお金を育てることの大切さがようやくわかってきました。
今後は、制度や商品の仕組みやテクニックも理解したいですが、学びながら、お金を育てることの意味や哲学を自分なりに模索できればいいなと思います。
投資や運用は長期的な視点が大切というのは、何となくわかっています。
この気づきや今後の学びを若いころの自分に伝えることはできませんが、何か学んだり理解したことを娘に伝えることができればいいなと思います。