ラッキーバンクへの行政処分
ラッキーバンクへの投資を開始した矢先、ラッキーバンクについて、2/20に行政処分の勧告がなされ、3/2に関東財務局長から行政処分がなされました。
ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する行政処分について
今年は、少しソーシャルレンディングを増やしていこうと思っていた私にとっては、かなり冷や水になりましたが、リスクなどを再度検討するよい機会になりました。
行政処分の理由
ラッキーバンクの何が問題視されたかというと、
(ラッキーバンク社長の田中氏の親族が経営するX社について)純利益や純資産が水増しされているにもかかわらず、これを看過していたほか、X社が手掛ける複数の不動産事業について事業期間が延長となる事態が発生し、この間、X社は売却資金を得られず、平成29年3月以降に償還期日を迎えるファンドに係る借入金の返済が困難な状況となっていることを認識したにもかかわらず、その後もX社を貸付対象先とするファンドの募集を継続している。
とのこと。
引用元:
ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会
えーー・・・・。
返済が無理になってきてる親族の会社に、さらに(投資家から集めたお金を)貸したってこと?
私の投資元本は返ってくるのでしょうか。
行政処分についてのこれまでのラッキーバンクの対応
まず、行政処分の勧告が出た2/20の公式サイトでのお知らせ。
https://www.lucky-bank.jp/news/detail?id=75
詳細は後で説明しますとだけ。
そして、行政処分が出た3/2の公式サイトでのお知らせ。
https://www.lucky-bank.jp/news/detail?id=76
行政処分である業務改善命令の内容を書いて、これからはがんばる的なことが書いてあるだけ。事情の説明一切なし。
そして、3/6に来たメール。
この度、投資家の皆様に説明会を開催する運びとなりました。
(中略)
尚、会場の都合上、先着20名様までとさせていただきますので、 予めご了承ください。
20名って・・・。
登録ユーザーは7000名以上なんですが。
最低でも100人は入れる会場を押さえようよ。
なんかこう、投資家にきちんと説明をしようという姿勢が感じられないのですよね。
勧告前日の大規模ファンド募集
もう一つ、気になっていることがあります。
それは、行政処分の勧告の前日の2/19に、一気に5ファンド、総計2億5000万近い募集を行ったこと。
行政処分の勧告が出たらしばらくお金が集められないから、土壇場で多額の調達を行ったのではないでしょうか。
私もこのとき追加で少し出資してしまいました。
なんか腹立ちます。
ラッキーバンクからは撤退の方向
今のところ、幸い、ラッキーバンクへの出資は少額で、私の出資したファンドは、どれも6ヵ月での償還となっています。
元本が返ってくるかはわかりませんが、基本的にラッキーバンクからは撤退の方向です。
ラッキーバンクに限られない
今回のラッキーバンクの件は、みんなのクレジットの事件ほどはひどくならないと信じたいですが、事案としては似ています。
ソーシャルレンディングの貸付先の匿名性の悪い点が出てしまった事案といえます。
ソーシャルレンディングそのものはもう少し続けようと思いますが、ソーシャルレンディング業者の選び方の難しさを感じた事件でした。