初心者向けとして進める方の多い「40代から知っておきたい お金の分かれ道」を読んでみました。
とても読みやすかったですが、既存の知識も多く、個人的には私自身にはあまり参考になりませんでした。
【目次】
要点
本の内容は、ざっくりまとめると、こんな感じでしょうか。
- マイホーム、生命保険、マイカーは無駄。
- 国民年金は有利。満額支払うべし。
- 収入は複数用意すべき。副業するべし。貯蓄するべし。
- 貯蓄は複利で増やす。
1.マイホーム、生命保険、マイカーは無駄。
ライフスタイルにもよるのかなと思いますが、家族や子供がいても当てはまるのかはよくわかりませんでした。
2.国民年金は有利。満額支払うべし。
年金の受給額が今後どんどん下がりだし、受給年齢も引き上げの方向のことも考えると、国民年金にそんなに期待してよいのか疑問です。
むしろ、ないものと思って準備した方がいいのではないでしょうか。
3.収入は複数用意すべき。副業するべし。貯蓄するべし。
貯蓄の重要性も収入源を複数確保すべきというのもわかるのですが、副業の例として挙げられているのが、近所の犬の散歩代行とか、自宅で子供を預かるとか。
これ以上働くのが無理だなと思って、労働時間を増やさずにお金を育てたいという私のニーズには微妙にあってなかったです。
4.貯蓄は複利で増やす。
ようやく投資の話。著者の肩書は「投資コンサルタント」なのですが、215ページくらいの本のうち投資の話は30ページくらいしかありません。
初心者向けだからですかね。
挙げられている投資先は、米国ゼロクーポン債とか、外国の不動産とか、いきなりハードルが高すぎました(汗)。
先日読んだ「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」と重複する内容も多いので、「難しいことは・・・」の方を読めば十分かと思いました。